バッテリー充電が必要なタイミングと平均的な寿命
ハーレーにおけるバッテリーの役割にはライトをつける以外にも「エンジンを起動させる」というものがあります。エンジンの中にはセルモーターというのがあり、バッテリーはこのモーターを動かし、そこから生まれた運動エネルギーを元にエンジンを起動させます。そのためバイクを動かすにはバッテリーの存在が必要不可欠です。
定期的にバイクに乗っている場合ならば、バッテリーに残っている電力の量を気にする必要は基本的にありません。エンジンが起動するとジェネレーターというところも起動するようになりそこから生まれた電力がバッテリーに充電されるからです。ですが、何らかの事情で長い間バイクを使用していないと、バッテリー内の電力がなくなってしまいバイクが動かすことができないという状況に陥ることがあります。
意図的にバッテリーを充電したい場合は、バッテリーに付属している充電器を利用するようにしましょう。プラグをコンセントに差し込み、端子をバッテリーに入れれば充電がおこなわれて、走れるようになります。道中でバッテリーが亡くなった場合は「コンパクトジャンプスターター」などの携帯式の充電器を使用してください。
メンテナンスフリーであることが多いバッテリーですが、長期に渡って使い続けると部品に劣化によって、電板とバッテリー液で化学反応起きずに、電力が発生しなくなることがあります。バッテリーの寿命が尽きるとそうした現象が発生しやすくなるので、定期的にバッテリーを交換するようにしましょう。バッテリーの寿命は基本的には2年から3年ほどですが、AMGバッテリーならばそれよりも長持ちします。